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民法の中の商法

 一般的社会生活において私たちは、他人と金銭のやりとりをします。
衣類や食べ物を購入したり、さらには土地や建物を買い受けたり、あるいはこれについて賃貸借契約を結んだり、勤めて給料をもらったりしています。


このわたしたちの経済生活関係を規律する一般的な法律が民法になってきます。


わたしたち一般人がこのような契約・財産取引にあっては営利を目的とすることが本質的なものだとはいえません。
また、それらの行為を規律する民法も営利ということをそれほど重視してはいません。


しかしながら、私たちが世の中に目を移すときに、そこには営利を目的として存在して、経済活動を行っている経済単位が数多くあることに気づきます。



現在の資本主義社会を考える上で、計画的、経済的に収益の増大を図る「企業」を無視することはおよそ許されないことでしょうが、この企業は営利を求めることをその基本的な特性としています。


企業は多方面にわたる重要な働きをしています。
物産の生産を営む生産業もあれば、その物資の分配、保管、運送などを営む運送業とは倉庫業などもあります。


そのほかにも金融業や保険業などなど、大変多くの種類の企業が存在して、それぞれ、エネルギッシュに存在しています。


経済活動が頻雑になればなるほど、企業もそれに応じて分化して、その活動領域を拡げていきます。


企業は営利目的を皆として、企業に関する法律関係に対して民法をそのまま適用することは妥当ではありません。


民法とは異なる取り扱いをする必要性が生じてきます。

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 六法全書の中に存在する商法はどのような形で存在するのでしょうか。
商法は企業に関係してくる法律です。
このような法律である商法の規則の大部分は、商法典すなわち「商法」という名の法典に住んでいます。
その他、「有限会社法」とか、「手形法」、「小切手法」などは、、商法とは形式上別個の独立した法典になりますが、これらの法律もさっき考察しました実質的な意味での商法に含まれる法律になります。

したがって、商法もこの中の一部分といっても過言ではないと思います。
商法典のことをすこし説明しておきましょう。
日本の商法典は明治に制定されて、以後、いくたびかの改正を経て今日に至っています。
制定にあたっては旧ドイツ商法を模範にしましたので、かつては、その影響を強く受けていましたが、太平洋戦争後の昭和25年の大幅な改正は、アメリカ法に習って行われました。

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日本の偏別・構成
第一偏総則
商人の意義を定め、その商人の営業につき、営業譲渡や営業の公示制度である商業登記から、営業の物的施設としての営業所、商号、商業帳簿について規定しています。

第二偏会社
会社の意義と種類を定めたのち、会社の設立から消滅に至るまで、いろいろな種類の会社の組織と活動について定めます。

第三編商行為
商行為の定義と内容を定めたうえ、商取引についての民法の規定に対する特定を定め、仲立営業、問屋営業、運送取り扱い営業、倉庫営業、保険営業について規定しています。
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